
こんにちは。愛子さんが目指している、FIREってどういう意味ですか。
教えて下さい。

こんにちは。
FIREとは、経済的自立と早期リタイアのことを指します。
FIREの種類にも色々ありますので、どんなFIREが自分に合うのか検討して頂けたらと思います。
目次
FIREとは

FIREとは、Financial Independence, Retire Earlyを意味します。
直訳すると、経済的自立と早期リタイアです。
元々はアメリカ発祥の考え方で、日本では2019-20年から広まったようです。
FIREの達成手段
FIRE達成には、不労所得(働かずともお金が入るシステム)が必要です。
不労所得とは、以下のような物です。
①株、投資信託の配当金
②株、投資信託の売却益
③家賃収入
①では、高配当・連続増配株投資投資でFIREを達成した三菱サラリーマン氏が有名ですね。
②では、インデックス投資中心でFIREを達成したクリストティー・シェン&ブライス・リャン氏が有名でしょうか。
私自身は、①②の併用でFIREを達成したいと考えています。
では、いくらの不労所得が必要なのでしょうか。
ここでは、最強の早期リタイア術で紹介されている、4%ルールをお伝えしたいと思います。
4%ルールとは
年間支出の25倍の金融資産を毎年4%づつ取り崩した場合、資産が30年以上持続する確率が95%である
(参考:トリニティ研究)
年間支出が400万の場合は1億円の金融資産を形成し、毎年4%づつ取り崩せば95%は問題ないということです。
詳細については、最強の早期リタイア術を読んで頂くことをお勧めします。
FIREの種類

FIREには、いくつかの種類があります。
①完全FIRE:労働しない
②サイドFIRE:副業で収入を得る
③バリスタFIRE::パートタイムジョブで収入を得る
②③の場合、収入があるので、4%ルールで必要な金融資産も違ってきます。
例えば、必要な年間支出400万の内、副業・パートタイムジョブで200万を稼ぐ場合は、5000万の金融資産があればFIRE可能ということです。
また、FIRE後の生活水準で分類した場合には、以下のように呼ばれることもあるようです。
lean FIRE
lean=やせ細ったという意味があります。
この場合のFIRE後の生活は倹約暮らしを想定しており、FIREに必要な目標資産・年間支出も小さくなります。
fat FIRE
この場合のFIRE後の生活は贅沢な暮らしを想定しており、FIREに必要な目標資産・年間支出も大きくなります。
倹約や贅沢に関しては、価値観が違うと思います。
人から見たときに贅沢と思われるが、自分では普通、逆もまたしかりかと思うので、自分の目指す生活に合わせて目標金融資産を設定すればいいかと思います。
FIREを達成した人の3つの共通点
FIREを達成された方の著書等を読むと、3つの共通点が見えてきます。
必要な年間支出が少なければ少ない程、FIREには有利です。
クリスティー氏も自身のことをオプティマイザー(執拗に支出を抑えて財産を築く人)と述べていますが、三菱サラリーマン氏も同様に日々の支出のコントロールがとても上手いです。
optimize=最適化するという意味なので、三菱サラリーマン氏が提唱している支出の最適化という意味にもぴったりな表現だと思います。
「ローマは1日にして成らず」ではないですが、「FIREは1日にして成らず」です。
クリスティー夫妻の場合、2006年から働き、2008年に投資を開始。2014年末に経済的自立を達成。
100万ドルの目標に対して、年々貯蓄率をUPさせ、8年でやり遂げています。
他にも例を挙げると、
・グラント・サバティエ氏:2010年に目標設定し、2015年に125万ドルでFIRE(5年)。
・米国株投資のエル氏:40歳で早期リタイア&目標1億円を考えてから51歳でFIRE(11年)。
投資スタイル・家族構成に違いはありますが、計画を立て、目標に向かってコツコツと続けられる力がある人がFIREを達成できていると思います。
「自由・時間に価値を見出している」
FIREを達成されている方は、自分にとって価値の高い物は何かに対して明確な答えを持っていると感じます。
彼らはお金ではなく、自由・時間が重要という一貫してぶれない思考の持ち主です。
その思考が基盤となり、継続力と支出のコントロールによりFIREを成し遂げているのではないでしょうか。
以上、FIREについてご紹介しました。
今後、FIRE本についても紹介していきたいと思います。

知識は生活を豊かにします。
実りある人生を!