2019年に新井元町議から草津町長による町長室でレイプされたとの虚偽の訴えから事件は始まった。当時、町長室は解放された空間であり密室ではなかったこと、すぐそばには事務作業をしている人がいるため、レイプなどは現実的には不可能であるという条件があったにもかかわらず、世の中の支援団体含め、様々な方面からの力により、審議の確定される前から草津はレイプの町として知られることとなった。
当時の論調としては町議としての立場のある新井元町議が虚偽の告発をするメリットなんて全くないと思われていたので、事実上レイプは困難であるかどうかにかかわらず、真実だとされ世間に広められることとなった。最終的には自身が証拠として提出した当時の録音テープが編集されたものであることが判明し、元データが掘り起こされ、その記録からレイプは到底不可能であるとの結論がだされることとなった。
そうなってくると、なぜこんな冤罪事件が起こってしまったのか、その謎を紐解くと一つの利権が大きく絡んでいることが推測された。
まずは、新井氏の性質を理解しておかなければなぜ起こったのかを理解できないだろう。簡単に説明すると、これは新井氏に限らず、同じような性質をもつ人間が多いのだが、自分が被害者の立場に立つことで、同情や援助をもらい、自分を確立するタイプの人間であるということ。そのためには噓をつくことに抵抗がないどころか、そのうちに自分の記憶を都合のいいように改ざんするという性質がある。そこを利用されたのだと思われる。ちなみに偏見だがそういったタイプの人間は自分がうそつきだと思われたということに異常なほど敏感に反応する。
また、そのために利用された支援団体も特有の性質を有する。大きく2つにわけることができ、男性を攻撃するためなら真実はどうでもいいと考えて行動する団体と、弱者支援という理念はあるものの、頭が壊滅的に悪く、真実がどうなのか、双方の話を聞くといった行為ができず直情的に行動に出てしまう団体があった。というより、そういった団体であると知っていたからこそつなぎをとって連帯して行動を起こしたのだろう。ちなみにどちらとも、最終的には騙された自分たちもまた被害者であるといいだすあたり、根っこは似ているのかもしれない。
草津町独自の制度で、簡単に言うと医者でも何でもない自称温泉に詳しい素人の指導で温泉につかることは病気の治療になるという伝統療法であるとして、来た人からお金を徴収し、さらに町からも税金から補助をじゃぶじゃぶ出しているというものである。
当たり前だか、補助金がじゃぶじゃぶというのは利権の塊で、それで食ったいる人たちが大量にぶら下がっていた。極端なことを言うと、知り合いに温泉に入ったもらえれば町が税金をじゃぶじゃぶとつぎ込んでくれるのである。当然だけど、まっとうな人間ばかりが利用しているわけではなく、裏の人間の資金源にもなっていたと想像できる。
当時の町長は医療行為でないにもかかわらず、町が補助を出すことは医療行為であると誤認させる行為である考え、時間湯に関する補助金を打ち切ろうとした。それが2019年の出来事である。そしてその直後に新井元町議の告発があると黒岩町長あてに連絡があり、事件の取り下げと引き換えに時間湯に関する補助金の取り消しをなかったことにとの交渉があったようだ。しかし、それを拒否したために、冤罪事件が引き起こされることとなった。
飯塚記者の記事が今回の冤罪事件の始まりとなっている。記者の暴露本によると、いかに新井氏がレイプされることとなったかと書かれいているが、かなりひどい誘導を感じる。これは新井氏が被害者といいう立場になり注目を浴びるためなら平気でうそをつけるという性質を熟知しており、それに応じたストーリーを作り上げ、そしてそうこうしているうちに新井氏の記憶が改ざんされ、自分が被害者だと思い込んで事件に至ったと推測される。

この流れから見ても、新井氏の性質を熟知した飯塚記者により誘導の後を強く感じるだろう。そして、新井氏もその被害者かというとそうとも言えない。なぜならこの利権にがっちり絡んでいた1人であり、裏の人間と強い関係性があったとされているからだ。
2025年6月に結審をした裁判で、新井氏にお金を貸していた男性が新井氏が返済をしないと訴えたものである。これ自体はすでに終わっているのだが、その後刑事告訴を準備中に、原告が「誰かに監視されている」といったことを周囲に漏らしていた。そして6月半ばに失踪し、6月末にダムで水死体となって発見された。死後1~2週間程度たっていたらしい。

↑失踪直後の捜索依頼
殺される理由となったのが、もともと新井氏の仲間であり、お金をきっかけに仲たがいをしてしまったのだが、知ってはならないことを知っていたのではないか、それが表に出るのを恐れた何者かによって殺されたのではと考えられている。これ1つをとっても新井氏が裏と密接なつながりがあったことは容易に想像できる。
こうした昔からある利権に対してメスを入れようとすると突然沸き起こる不祥事事件。ほかの地域でも利権にメスを入れたとたん似たような冤罪事件などが起こっています。草津冤罪事件は頭のおかしい1人の女性が起こした事件ではなく、昔からある裏社会の利権にメスを入れようとして起こってしまった事件であるとの理解が必要である。そして踊らされた団体もまた、踊るだけの理由があったということです。みなさんも、真実に近づくときは気を付けましょう。ダムの水死体となった人のようにあなたもまた行方不明になってしまうかもしれませんから・・・。