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これを見ればなぜ不動産投資が危険なのか、初心者が近寄るべきでないのかってのが詰まっています。とてもいい番組だったかなと。失敗すべくして失敗した不勉強の極致みたいな事例や、クラファンをどうしても売りたいからポジショントークとしか思えないことを一生懸命いっているクラファンサイドの人がいたりして面白いですね。

すべての不動産クラファンには近づくべきではない

番組中にも出てきましたが、実は不動産クラファンが出始めてから意外と数年間はうまくいっているところが多いのが事実です。

ではなぜ近寄るべきではないのか、それは単純でたまたま土地が想定以上に値上がりした数年間だったのでうまくいっただけであった。つまり運がよかった。それが私の結論だからです。これからは、土地の値崩れにともってどんどん崩壊してく未来が容易に想像できます。実際に沖縄のわけわからん土地を買ってるところはすでに破綻して会社ごと消滅しているわけだし、今後うまくいかなくなっていくところから消えていきます。

不動産クラファンの問題点

投資対象が概要程度しか知らされないため、ブラックボックスになっている部分が多い。よって最終的にはその会社を信用するしか選択肢がなく、自分の目でうまくいくのかどうかの確認ができない。構造的には突然家に訪ねてきた怪しいおっさんが利回り8%で運用するし、うまくいかなくても全額返金するから信用して金出してよ、とまったく同じ構図なのである。悲しいことにそれに気づいてない人が多すぎる、これも初心者あるある。

ちなみにであるが、番組でも言及されていたようにうまくいって8%、問題があると元本毎吹っ飛んでほとんど戻ってこないは、投資の世界では超ハイリスクローリターンに分類される。初心者がこんなわけわからないのにつっこんでいいわけがない。実際に元本保証に近いことをうたっていて、会社が破綻して元本がもどってきたところなんて私の知る限りでは存在しない。

不動産取引自体の問題点

不動産Gメンの人も言っていたが、不動産取引を行う時点で「プロ同士の取引である」とされる。よって説明不足だったり、意図的に自分にとって都合のいい情報だけで売り付けたりする行為は、法律上全く問題ないのだ。プロなのでお互い十分な知識があることが前提であり、だまされるほうが悪いという世界だからだ。

もちろん不動産はちゃんといい物件を買えば、資産を大きくする有効な方法であるのは間違いないが、基本的にいい物件ってのは買うことができない。もし、買えますよと言ってくるのがいたら詐欺である。これは安い、いい土地にあるなど好条件の物件でまじで一瞬で消える。そもそも表に出てこず、裏で取引が成立して終わる。彼らは下手すれば数十億現金で即日払い出来る状態で待ち構えているから、のんきにローンをひいてなどやっていたらまず勝てない。

じゃあいま成功している人は何なんだとなるが、簡単に言うと、運がよかっただけ。基本的には即金で支払うレベルでない物件をローンをひいて購入し、結果ここ5年10年の誰もが予想できなかった不動産の異常な値上がりに乗っかれたため、成功してしまっただけである。成功した人が、結果論から自分がこれだけ賢く立ち回ったという持論を展開しているだけだある。

番組でもふれられたが、2億あれば・・・という意見が出たが、今の情勢では2億程度ではいい物件にエントリーできない」がすべてである。

結論としては不動産投資はすべてやるべきではない

これは投資初心者に限った話ではあるが、不動産と見た時点で手を引くべき。成功すれば大きいが、効果的な勉強、運、人脈、すべてが必要になる。多くの人はそんなものは持ち合わせてはいない。それでもどーーーーしても不動産投資したいんだ!「不動産ちょっとやっててね」という見栄を張りたいならおすすめはしないが、まだましなJ-RIETを購入すべき。何を言ってるかわからないという人は何一つやるべきではない。

じゃあ投資初心者は何をすればいいんだよと言われそうだが、当ブログでは不勉強であっても許されるインデックス投資、その中でも特にオールカントリーを推奨している。勉強したくない、難しいことはよくわからない。そんな人こそNISA口座を開設し、黙々とオールカントリーを積み立てよう。その資産が十分に育ったからでもほかに手を出すの遅くはない。